2010年3月11日

DWPI 第1優先権出願情報を検索する『 P1= 』

DWPIは様々な検索項目が用意されていますが、
皆さんは『 P1= 』って、ご存知ですか?

P1= 』は、第1優先権出願情報を検索します。
「第1優先権出願情報」とは、最も古い優先権出願情報のことを意味します。
※DWPIでは、優先権主張して無い特許でも、通常の出願情報を優先権情報として
収録していますので、各レコードには『 P1= 』は存在します。

P1= 』の検索内容は次の4種類です。
    ・P1=第1優先権出願番号   (入力例: P1=US 2003175876 )
・P1=第1優先権出願国 (入力例: P1=KR )
・P1=第1優先権出願種別 (入力例: P1=CN U )
・P1=第1優先権出願年 (入力例: P1=2005 )
※第1優先権出願年は範囲指定検索はできませんので、
P1=(2002+2003+ ・・・ +2009) のように、OR演算を行ってください。
通常の検索では、あまり出番は無いかもしれませんが、統計的な検索に使われる場面があります。
例えば、『 P1=第1優先権出願国 』の検索は、出願人国籍の便宜的な手段として
利用できます。
(※ただし、自国で無く他国に最初に出願するケースもありますので、目安的なものとして考えてください)

また、DWPIではファミリー単位でレコードが作られますので、
1レコードに複数の出願年が存在するケースがありますが、

この『 P1=第1優先権出願年 』を使えば、「1レコード=1出願データ」として、
統計データがまとめやすくなります。

下記の検索例を参考にしてください!
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【 P1=第1優先権出願国の例 】

? B 352 <---DWPIに接続

File 352:Derwent WPI 1963-2010/UD=201015
(c) 2010 Thomson Reuters

Set Items Description
--- ----- -----------
? S CK=GLDS <---「LGエレクトロニクス社」の出願人コードから検索
S1 153744 CK=GLDS

? LALL S1 <---LIMIT ALLコマンドで集合S1を指定
LIMITALL started

? S P1=AU <---各国のP1の検索式を実行(こちらで紹介した検索式のPC=をP1=に置き換えたものです)
S2 22 P1=AU

? S P1=AT
S3 2 P1=AT

? S P1=BE
S4 1 P1=BE

?
S P1=BR
S5 12 P1=BR

?
S P1=CA
S6 3 P1=CA

《途中省略》

?
S P1=US
S38 2378 P1=US

?
S P1=WO
S39 227 P1=WO

?
S P1=ZA
S40 1 P1=ZA

?
DS <---最後にDSコマンドをお忘れなく!
Set Items Description
S1 153744 CK=GLDS
S2 22 P1=AU
S3 2 P1=AT
S4 1 P1=BE
S5 12 P1=BR
S6 3 P1=CA
S7 0 P1=CH
S8 6616 P1=CN
S9 0 P1=CS
S10 0 P1=CZ
S11 47 P1=(DD+DE)
S12 0 P1=DK
S13 80 P1=EP
S14 2 P1=ES
S15 0 P1=FI
S16 5 P1=FR
S17 30 P1=GB
S18 1 P1=HU
S19 0 P1=IE
S20 1 P1=IL
S21 47 P1=IN
S22 5 P1=IT
S23 1195 P1=JP
S24 143076 P1=KR
S25 0 P1=LU
S26 1 P1=MX
S27 6 P1=NL
S28 0 P1=NO
S29 1 P1=NZ
S30 0 P1=PH
S31 0 P1=PT
S32 0 P1=RO
S33 14 P1=(RU+SU)
S34 1 P1=SE
S35 0 P1=SG
S36 0 P1=SK
S37 42 P1=TW
S38 2378 P1=US
S39 227 P1=WO
S40 1 P1=ZA
? LOGOFF <---この例では検索時間は約40秒でした

LGエレクトロニクスは韓国企業ですが、中国からの出願が多いことがわかります。
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【 P1=第1優先権出願年の例 】
? B 352 <---DWPIに接続
File 352:Derwent WPI 1963-2010/UD=201015
(c) 2010 Thomson Reuters

Set Items Description
--- ----- -----------
? S CK=GLDS <---「LGエレクトロニクス社」の出願人コードから検索
S1 153744 CK=GLDS

?
LALL S1 <---LIMIT ALLコマンドで集合S1を指定
LIMITALL started

?
S P1=1990 <---P1=第1優先権出願年の検索式を実行
S2 1085 P1=1990

?
S P1=1991
S3 1682 P1=1991

?
S P1=1992
S4 1935 P1=1992

?
S P1=1993
S5 2440 P1=1993

《途中省略》

? S P1=2008

S20 4742 P1=2008

?
S P1=2009
S21 36 P1=2009

?
S P1=2010
S22 0 P1=2010

?
DS <---最後にDSコマンドをお忘れなく!
Set Items Description
S1 153744 CK=GLDS
S2 1085 P1=1990
S3 1682 P1=1991
S4 1935 P1=1992
S5 2440 P1=1993
S6 2676 P1=1994
S7 4704 P1=1995
S8 7267 P1=1996
S9 8091 P1=1997
S10 6388 P1=1998
S11 6794 P1=1999
S12 7907 P1=2000
S13 9802 P1=2001
S14 11460 P1=2002
S15 14384 P1=2003
S16 16818 P1=2004
S17 18843 P1=2005
S18 14152 P1=2006
S19 10528 P1=2007
S20 4742 P1=2008
S21 36 P1=2009
S22 0 P1=2010
? LOGOFF
<---この例では検索時間は約35秒でした

※1990年と2005年を比較すると、何と18倍も件数が増えてます!
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