2010年6月3日

EMBASE中のMEDLINEレコードについて

2010年1月より、EMBASEの収録対象外の雑誌に収載されたMEDLINEレコードが収録されるようになりました。これまでに、MEDLINE由来レコードの特徴をお伝えしてまいりましたが、ここであらためてその特徴を再確認してみたいと思います。


  • EMBASEに収録される条件
・EMBASEの収録対象外となっている雑誌に収載されたMEDLINEレコード
・索引の付与が完了したCompletedレコード

  • アラートご利用の際の注意事項
EMBASEにMEDLINEレコードが搭載される際、MEDLINE由来のレコードは新規レコードとして扱われるため、Alertの検索結果にも含まれます。EMBASEとMEDLINEの両方でAlertを登録されていてMEDLINEのレコードを希望されない場合は、登録している検索式に"NOT FS=MEDLINE" を加えMEDLINE由来レコードを除いてください。

  • EMTREEによる検索
MEDLINEレコードについても、EMBASEの統制語であるEMTREEが付与されています。ただし、このEMTREEは元々のMEDLINEレコードに付与されていたMeSHを、シソーラスにしたがってEMTREEに変換したものになります。論文を読み込んで独自に索引を付与しているわけではありませんのでご了承下さい。

  • 更新週
2010年1月以降のMEDLINEレコードにはEMBASEオリジナルのレコードと同様の形式で付与されています。
例)UD=20100201
  UD=201002W1
  UD=201002B1 など

MEDLINEレコードは過去分に遡って収録がおこなわれています。2009年までのレコードには西暦4桁の後ろにMEDLINEであることを示すMが付いた形式でUDが付与されています。
例)UD=2009M

  • ディスクリプタ
MEDLINEレコードに付与されているMeSH用語を元に、対応するEMTREEに置き換えられて収録されています。そのため、EMTREEを使用すると、レコードの由来によらず精度の高い検索が可能です。

ただしMEDLINEではサブヘディングとして扱われているものが、EMBASEではディスクリプタとなっていたり、ディスクリプタの階層構造が違っていたりといったこともあります。そのため、同じレコードをMEDLINEとEMBASEで出力した場合、必ずしも同じ個数のディスクリプタが付与されているわけではありません。

なおCAS登録番号については、元々のMEDLINEレコードで0(物質群の総称である場合に使用)が付与されていても、EMTREEで物質名のシノニムとしてCAS登録番号が判明している場合には収録がおこなわれています。
例)MEDLINE:0(Lipids) → EMBASE:66455-18-3(Lipid)

詳しくは以前の記事をご覧下さい。

  • 雑誌名等
雑誌名の収録方法がMEDLINEとEMBASEとでは異なっている場合があります。MEDLINEレコードの収録により表記のゆれが生じていますのでご注意下さい。

詳しくは以前の記事をご覧下さい。